皆さんこんにちは!
森果樹園、更新担当の中西です。
さて今回は
最近はありがたいことに、
果物狩り🍎
直売所での対面販売🛒
学校や保育園の見学 👦👧
などで、
お客様と直接お会いする機会が増えました。
その中で、
「果樹園って、果物を作ってる“工場”みたいなものだと思ってました」
という声をよく聞きます。
もちろん、果樹園は“果物を生産する場所”です。
でもそれだけじゃなく、
ひと・地域・季節がぎゅっと詰まった「暮らしの一部」 でもあるんです🍀
今日は、
果樹園から見た“人とのつながり”や“地域との関わり”、
そして“これからの果樹園の姿”について、
少しお話してみたいと思います😊
スーパーやネット通販で果物を買うのも便利ですが、
直売所でのやり取りには
また違った楽しさがあります。
直売所ではよく、
「どれが一番甘いですか?」
「今日は何が食べ頃ですか?」
という質問をいただきます。
そんなとき私たちは、
今朝収穫したばかりの品種
もう少し置いてから食べてほしい品種
その年の出来が特に良い樹のもの
などを思い浮かべながら、
「今日ならこの樹のこの品種がおすすめですよ」
「すぐ食べるならこちら、数日おいてからならこっちです」
とお話します🍎
同じ“りんご”でも
品種
樹
収穫からの時間
で味が微妙に違います。
こうした細かい違いまでお伝えできるのは、
産地直売ならではの楽しさだと思っています😊
直売所で果物を手に取ってくださったお客様から、
「去年買っておいしかったので、今年も来ました!」
「孫がここの桃しか食べないんです」
「贈り物に送ったら、とても喜ばれました」
といった言葉をいただくことがあります。
畑で一人黙々と作業していると、
「本当に喜んでもらえているかな?」
「このやり方で良かったのかな?」
と不安になることもありますが、
お客様の生の声が、
「よし、また頑張ろう」と背中を押してくれます💪
果樹園にとって直売は、
“売る場所”であると同時に“励まされる場所”
でもあるんです😊
果物狩りに来てくださるお客様には、
家族連れの方も多く、
子どもたちのキラキラした目がとても印象的です👀✨
スーパーに並んでいる果物しか見たことがない子どもにとって、
木になっているりんご
つるにぶら下がったぶどう
葉の陰に隠れた桃
は、ちょっとした衝撃です😆
「えっ、ぶどうってこうやってなってるの!?」
そんな驚きの声をたくさん聞いてきました。
自分の手で実を選び、
自分の手でもぎ取る体験は、
食べ物がどこから来るのか
どんな環境で育っているのか
を知る、とても貴重な機会になります🍀
果樹園で過ごす時間は、
果物を食べるだけではありません。
草の匂い
土の感触
風の冷たさ・ぬるさ
虫の声
など、五感全部で“自然と季節”を感じる時間でもあります🍃
子どもたちが
「葉っぱの裏に虫がいた!」
「この木が一番いっぱいなってる!」
と駆け回っている姿を見ると、
果樹園って、
果物のためだけじゃなく、
人のための場所でもあるんだなぁ
と、改めて感じます😊
果樹園は、
その地域の景観をつくる大事な要素でもあります。
春の花、夏の緑、秋の実り。
季節ごとに表情を変える果樹園は、
その地域の“風景の一部”です🌸🌿🍁
地元の方から、
「あの道を通ると、季節の変化が分かって好きなんです」
「りんごの花が咲くと、春が来たって感じがします」
と言っていただくことがあります。
果樹園自体が、
地域の人にとっての“季節のカレンダー”になっているのかな、
と思うと、
なんだか嬉しくなります😊
地域の小学校や保育園から、
社会科見学
食育授業
職場体験
として果樹園を訪れてくれることも増えてきました。
子どもたちに
実がなるまでの一年の流れ
農業の楽しさと大変さ
虫や鳥との関係
などを話すと、
「木って一年中仕事してるんだね」
「農家さんってかっこいい!」
という言葉が返ってくることもあり、
こちらが元気をもらってしまいます😄
果樹園が、
次の世代に“食べ物のルーツ”を伝える場所になれたら嬉しいな、と思っています。
いいことばかり書いてしまいましたが、
もちろん現実には悩みもたくさんあります。
気候変動(猛暑・豪雨・予想外の霜)による被害
獣害(イノシシ・シカ・サルなど)
高齢化・担い手不足
価格の不安定さ
など、
自然相手の仕事ならではの不安要素も多いのが正直なところです。
その中で私たちが取り組んでいるのは👇
品種の多様化
→ 早生・中生・晩生などを組み合わせてリスク分散
防鳥ネット・電気柵などによる獣害対策
SNSやオンラインショップでの情報発信・販売
果物だけでなく、ジュースやジャムなど加工品の開発🍹
などなど、
「果樹園=〇〇だけ」という固定観念にとらわれないチャレンジです。
大変なこともありますが、
新しい取り組みにワクワクしながら、
「こうしたらお客さん喜んでくれるかな?」
と考える時間もまた、果樹園の楽しさの一部だと感じています😊
最近よく考えるのが、
「うちの果樹園らしさって、なんだろう?」
ということです。
特別な品種を作ること?
見た目がすごく美しい果物?
昔から受け継いできた作り方?
いろいろありますが、
最終的にたどり着くのはシンプルで、
「うちの果物を食べた人が、ちょっと元気になってくれること」
かなと思っています😊
疲れて帰ってきた日の、デザートのりんご🍎
休日のおやつに出てきた、冷えた梨🍐
お祝いの席に並ぶ、立派なぶどう🍇
そんな場面のどこかに、
うちの果物がいられたらいいな、と思いながら日々畑に出ています。
果樹園は、果物を育てるだけでなく、
人との出会いや季節の記憶がたくさん生まれる場所
直売所や果物狩りを通じて、
「誰が」「どんな思いで」作った果物かを知ってもらえる
地域の子どもたちにとって、
“食べ物のふるさと”を感じる場所にもなれる
大変なことも多いけれど、
それでも続けたいと思えるのは
「おいしかったよ」の一言と、食べてくれる人の笑顔があるから😊
もし機会があれば、
ぜひ一度、果樹園に遊びに来てみてください🍎🍇
花の季節
青い実が膨らむ季節
実りの季節
それぞれ全然違う表情を見せてくれます。
そしてそのときは、
どうぞ気軽に声をかけてくださいね。
「この木は何歳ですか?」
「どうやって甘くしているんですか?」
「今年のおすすめはどれですか?」
質問大歓迎です🙌
これからも、
果樹園という小さな場所から、
みなさんの暮らしにちょっとした彩りと元気をお届けできるように、
一本一本の木と向き合っていきたいと思います🌳🍎✨
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皆さんこんにちは!
森果樹園、更新担当の中西です。
さて今回は
スーパーや直売所に並ぶりんご🍎や梨🍐、桃🍑、ぶどう🍇。
「旬の時期に突然たくさん出てきて、あとは姿を消す季節のもの」
そんなイメージを持たれることが多いですが、
実はその一つひとつに、一年分の手間とドラマが詰まっています。
今日は、
果樹園の日常や一年の流れ、
そして私たちが大切にしている“おいしさづくりの工夫”を、
できるだけ分かりやすくお話してみようと思います🌱
よく
「果物の仕事って、収穫の時期だけ忙しいんでしょ?」
と聞かれますが、実際はその逆です。
収穫の時期はもちろん大忙しですが、
収穫以外の季節も、ほぼ休むことなく木と向き合っています。
ざっくり一年を並べると👇
冬❄️:剪定(せんてい)・土づくり
春🌸:芽吹き・開花・受粉・摘花
初夏〜夏☀️:摘果・袋かけ・草刈り・病害虫対策
秋🍁:収穫・選別・出荷
晩秋〜冬🍂:樹の片付け・来年の準備
「果物を実らせる」のではなく、
「木の一年のサイクルを整え続ける」
仕事、と言ったほうが近いかもしれません😊
冬、果樹園の木々から葉っぱが落ちると、
ぱっと見は「何もしていない」ように見えるかもしれません。
でも、私たち果樹農家にとっては
この冬の剪定こそが、翌年の収穫量と品質を左右する大仕事なんです💪
剪定とは、枝を切って樹形(じゅけい)を整える作業のこと。
日当たりが悪くなる原因の枝
古くなって実付きが悪くなった枝
交差してこすれ合う枝
などを見極めて、
「この木が今年も、来年も、その先も実をつけられる形」
に整えていきます🌳
剪定は、ただ短く切ればいいわけではありません。
来年の花芽がついている場所
木の勢い(栄養の流れ)
樹齢や品種ごとのクセ
を見ながら、
一本一本、一本の枝ごとに“会話をしながら”切っていく作業です😊
剪定をしっかりやっておくことで👇
実がなる場所に光が当たりやすくなる
風通しが良くなり、病気が出にくくなる
作業性(収穫・袋かけなど)も良くなる
など、メリットだらけなんです✨
春になると、
りんご・梨・桃・さくらんぼ…
それぞれの果樹が一斉に花を咲かせます🌸
果樹園中が一気に淡いピンクや白に染まり、
ミツバチたちが忙しそうに飛び回るこの季節。
見た目は一番華やかで、私たちも思わず写真を撮りたくなります📸
でも実は、この時期もかなり忙しいんです😅
果物の木は、何もしないと
“なりたいだけ実をならせようとする” 性質があります。
一見良さそうですが、実際には👇
実が多すぎて一つひとつが小さくなる
樹が疲れて翌年以降の実付きが悪くなる
重さで枝が折れたり、木が弱る
などの原因になります。
そこで行うのが 摘花(てきか)。
花の数を間引く
良い位置の花だけを残す
ことで、
「少ない数をじっくり大きく、甘く育てる」
準備をしているわけです🌱
花を落とすのは少し切ない作業ですが、
**おいしい果物のための大事な“前半戦”**です😊
花が終わると小さな実がつき始めます。
ここからが、果樹園の本当の“踏ん張りどころ”です。
摘果とは、
たくさんついた実の中から
「残す実」「落とす実」を選んでいく作業です。
傷がついている
小さすぎる
変形しそうな位置についている
一本の枝につきすぎている
などを見ながら、
一本の枝につける実の数を調整していきます。
ここでしっかり摘果することで👇
一つひとつが大きく育つ
味がのりやすくなる
樹全体に無理をさせず、長生きしてもらえる
という効果が出てきます🍎✨
「そんなにもったいない!」と言われることもありますが、
あえて“捨てる勇気”が、
残した実を最高の状態に育てる力になる。
それが果樹園の大切な考え方です😊
りんごや梨、ぶどうなどの品種によっては、
一つひとつに紙袋や専用の袋をかける作業をします。
病害虫から実を守る
農薬の回数を減らす
日焼けを防ぎ、きれいな色に仕上げる
などのメリットがありますが、
もちろん全て手作業💦
高い脚立に上って、
1本の木、1本の枝に対して
何百、何千という実に袋をかけていきます。
真夏の太陽の下での袋かけは、
汗だくになりながらの根気のいる作業ですが、
収穫期に袋を外して、
キレイに色づいた実が顔を出す瞬間を想像して頑張る💪
そんな“未来のご褒美”を思い浮かべながらやっています😊
果樹園の下草は、放っておくとあっという間にジャングルです🌿
草が伸びすぎると👇
害虫や病気の温床になる
作業の邪魔になる
風通しが悪くなる
ので、定期的な草刈りは欠かせません。
また、病害虫対策も
「薬をまけばいい」というものではなく、
発生しやすいタイミングを見極める
発生を防ぐ環境づくり(風通し・枝の混み合いを減らす)
必要最小限の防除
など、**木と環境を見ながらの“ギリギリの調整”**です。
「なるべく安心して食べてほしい」
「でも木を守らないと収穫がゼロになってしまう」
そのバランスを保つことが、
果樹園の難しさであり、
やりがいでもあります🌈
いよいよ、果物たちが色づき始める季節。
朝夕の気温差が大きくなってくると、
果実にぐっと甘さがのってきます。
同じ品種でも、
樹ごと
枝ごと
実がついている位置ごと
に、微妙に色づきや熟度が違います。
そのため、
「〇月〇日に全部収穫!」
と一気に取ることはあまりありません。
色の入り具合
ツヤ
実の硬さ
香り
などを見ながら、
「今日がベスト」と思える実から順に収穫していきます。
一見同じように見えるりんごでも、
今日取るべきか
明日まで待つべきか
の判断は、
長年木と付き合ってきた
“目と感覚”に頼る部分も大きいです👀✨
収穫した果実は、
選果場や作業小屋で一つひとつチェックされます。
大きさ
色づき
形
キズの有無
などで、
贈答用
家庭用
ジュースやジャムなど加工用
に分かれていきます。
ここでもやっぱり、
「もったいないけど、基準は守る」世界です。
「このりんご、味はバッチリだけど形がちょっと…」
そんな子たちは、
加工用にまわしてジュースやスイーツに変身してもらったり、
訳あり品としてお得に販売したりします🍹
どの実にも、
一年分の手間がかかっていることに変わりはないので、
できるだけ無駄にしないよう工夫するのも、果樹園の大切な仕事です😊
私たち〇〇果樹園が、日々心がけているのは👇
“木の都合”も、“人の都合”も、両方見ること
→ 無理に実をならせれば、木が疲れて長持ちしない
→ 収穫しやすい樹形に整えることも、継続のためには大事
おいしさだけでなく、安心も一緒に届けること
→ 必要以上の農薬に頼らず、剪定や草刈りなど“手間”でカバーできる部分は頑張る
「どんな人が食べてくれるか」を想像しながら育てること
→ 子どものおやつかな?
→ お祝いの贈り物かな?
→ 誰かの頑張った自分へのご褒美かな?
畑の中で、
まだ青い実を見ながら想像することもあります😊
冬の剪定で“来年の舞台”をつくり
春の花と小さな実をあえて“減らし”
夏の陽射しの中で実を守り・選び
秋にようやく収穫という“ご褒美”がやってくる
果樹園の仕事は、
「一年中、木と向き合い続ける仕事」
と言ってもいいかもしれません。
もし、りんごや梨、桃やぶどうを手に取ることがあったら、
その実の向こう側に、
冬の寒い畑で枝を切っていた農家
真夏に汗だくになりながら袋をかけていた農家
収穫の日に、一つひとつ触って選別していた農家
の姿を、少しだけ想像してもらえたら嬉しいです😊
果樹園の果物が、
みなさんの 「今日ちょっと頑張った自分へのご褒美」 に
なってくれたら──
それが私たち果樹園にとって、何よりのしあわせです🍎🍇🍑✨
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