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皆さんこんにちは!
森果樹園、更新担当の中西です。
さて今回は
果樹園に春が訪れると、畑一面が花で彩られます。桃の花は淡いピンク、リンゴの花は白とピンクが混ざった可憐な色合い。梨の花は雪のように真っ白です。🌸✨
この時期は「受粉作業」が大切な仕事。ミツバチや人工的な受粉作業によって、花が実を結ぶ準備を整えます。見た目は華やかでも、農家にとっては1年の出来を左右する重要な時期なんです。🐝
夏の日差しを浴びながら、果実たちはぐんぐん成長します。🍑🍐🍇
枝にたわわに実る果物を見ると、農家の私たちも「今年も頑張ってよかった」と実感します。
この頃は「摘果(てきか)」という作業も欠かせません。実が付きすぎると栄養が分散してしまうため、あえて小さな実を落とし、残った実に栄養を集中させます。✂️
収穫量よりも「質」を大切にする、農家の知恵なんです。
いよいよ収穫シーズン。果樹園は色とりどりの果物でいっぱいになります。🍎🍇✨
「甘さがのっているか?」「収穫のタイミングは?」と、毎日果実を観察。糖度計を使ったり、実際に味見したりしながら、最高の瞬間を見極めます。
お客様に「今年もおいしい!」と言っていただけるように、収穫の一つ一つに心を込めています。😊
果物の収穫が終わったら、果樹園も一休み…と思いきや、実は大忙しです。💦
冬は「剪定(せんてい)」の時期。枝を切り、木の形を整えることで翌年の実のつき方が決まります。🌳
さらに、寒さの中でしっかり休ませることで、春に元気な芽を出してくれるのです。自然と共に生きる果樹園のサイクルは、1年を通して絶え間なく続いています。
果樹園の仕事は四季ごとに違った表情を見せます。🌸☀️🍂❄️
一つひとつの作業は地味ですが、その積み重ねが「甘くてジューシーな果物」につながります。
私たちは「果物を通じて季節を感じてもらいたい」という思いで、日々果樹園を守り続けています。ぜひ一度、実りの季節に足を運んで、果物の香りと自然の息吹を楽しんでみてくださいね。🍎🍑🍇
皆さんこんにちは!
森果樹園、更新担当の中西です。
さて今回は
~“朝どれを夕方までに売り切る”~
“おいしい”を届け切るには、SKU設計×温度×物語がセット。ここでは直売・観光農園・業務・ECの運用、POP/表示テンプレ、加工(ジュース/ジャム/ドライ)、SNS三コマ、KPIまで“売り切る型”を公開します。
ベース
朝どれ生果(S/M/L)・詰合せ箱(家用/贈答)
ミドル
規格外の詰め得袋・食べ比べBOX(品種ミックス)
冷蔵カット(HACCP順守)・スムージー/カップフルーツ
プレミアム
単一区画ロット・糖度◯%以上保証・木成り完熟指定
手摘み体験+加工工房ツアーのセット
すべてに採収日・保存温度・ロットを明記。
収穫(6–8時)→選別/包装(8–9時)→店頭/出荷(〜11時)
予冷で採り熱を抜き、結露ゼロで袋詰め。
エチレン混載NG、輸送は低積み+緩衝で打痕ゼロ。
名前:朝どれ〇〇(品種名)
おいしさの理由:○○区画/日照○時間/摘果比率○%
保存:野菜室(0〜8℃※品目別)/食べ頃の目安
食べ方:冷やし過ぎ注意、追熟の有無、切り方・ペアリング
本日の一言:今日の畑と天気、糖度の参考値
入園基準:農薬散布後の安全間隔・蜂活動の案内。
動線:受付→収穫→計量→休憩→お会計の一方通行。
体験:食べ比べ、糖度計体験、樹名プレートづくり。
雨/猛暑対応:ミスト・タープ・氷水桶・冷凍ボトル。
写真スポット:木漏れ日+手持ち黒板(品種名)でUGC増。
ジュース:単一品種でキャラクターを明確に。低温殺菌・沈殿は果実由来の注記。
ジャム:Brix 60前後、糖/酸バランス、レモン果汁で締める。
ドライ:低温長時間→仕上げ乾燥。硫黄不使用は色調変化の説明を。
表示:原材料・アレルゲン・賞味/消費・保存方法・ロット。
直売所:断面見本・試食(一口×個包装)・保存カードを同梱。
量販:面(フェイス)確保・食べ頃POP・週末は試食員。
業務:規格・糖度帯・硬度の仕様書で合意、曜日固定便。
EC:常温/クールを品目で分け、温度ロガーで検証→レビューに反映。
即決帯:398/498/698円など3レンジ。
セット割:食べ比べ3種−10%/規格外袋×2で−50円。
値引きは閉店30分前1回でブランド保護。在庫はABCで週次調整。
朝:畑の逆光&収穫動画「本日◯時並びます」️
昼:断面&滴るシズル15秒+食べ方提案
夕:「残り△箱/次回収穫◯日」+お客様写真(許可)
ハッシュタグ:#朝どれ #品種名 #果樹園 #直売 #食べ比べ
打痕:低積み・緩衝・車速を再教育。
酸味/甘さのブレ:品種・ロット表示と食べ頃ガイドを徹底。
カビ/腐敗:結露ゼロ包装・温度逸脱の共有。写真→ロット→即交換のフロー固定。
来園者数・購買率・客単価
SKU別粗利・廃棄率
ECレビュー⭐️・再購入率
気温/降水×売上の相関→次週の仕込み量へ反映
☐ 規格(サイズ・硬度・糖度)
☐ 打痕/裂果/日焼けの除外
☐ 予冷温度・結露なし
☐ ラベル(品種/採収日/保存/ロット)
☐ 同梱:保存/食べ頃カード・レシピA6
☐ 伝票・温度記録・レビューQR
まとめ
商品(3階建て)×温度(予冷・輸送)×物語(品種・区画・食べ頃)。この三位一体で**“朝どれ→夕完売”は日常になります。まずはPOPテンプレと保存カード**を作り、収穫から3時間動線をチームで共有しましょう。
皆さんこんにちは!
森果樹園、更新担当の中西です。
さて今回は
~“樹を育て、実で稼ぐ”~
果樹は多年生=樹体が資産。樹づくり(骨格)×着果調整(量と質)×水肥と環境(ストレス管理)×収穫後(温度と呼吸)を回すだけで、歩留まりと食味が安定します。今日は園地設計→品種/台木→剪定→開花/受粉→摘果→水肥→病害虫IPM→収穫→予冷/貯蔵まで、明日から現場で使える“型”をまとめました。🧭
日当たり×排水:南向き・風の通り道・高畝/暗渠で根の酸欠回避。
棚/仕立て:開心自然形・主幹形・Y字/棚仕立て——光を均一に当てる面を設計。
防災設備:防霜(ファン/散水/防霜資材)、防鳥獣(ネット/電柵)、雹ネット。⛅🦌
品種:収穫期のリレー(早生→中生→晩生)で労務平準化。
台木:樹勢・土壌適性・耐寒/耐塩/樹体サイズで選択。密植=台木弱勢×棚が定番。
受粉樹:花期のズレに注意。異品種を列/ブロックで配置。🐝
冬剪定:骨格形成。立ち枝は倒し、交差枝は間引き。花芽/葉芽の識別で切り分け。
夏剪定:徒長枝の抑制・日当たり確保・果実の日焼け防止のバランス。
原則:短果枝を増やす=生産ユニットの増設。切り過ぎは樹勢過多の原因。
温湿度と蜂の活動が鍵。低温・強風は人工受粉やハチ増員で補う。
着果負担は樹齢・樹勢に合わせ初期は控えめ→中盤から増やす。
時期:生理落果を見極め早めに。
基準:果台1果/果房1〜2果など、日照×風通し×枝の強さで決定。
形状:傷・変形・双子果は外し、肩張り良く日光が回る位置を残す。
潅水:朝多め→夕切り上げ。点滴/マルチ灌水で根域に的確投与。
施肥:基肥は有機×ミネラル、追肥は少量多回。N過多=着色/糖度低下。
葉面散布:**Ca(コルク化/裂果予防)・B(受粉/結実)・Mg(光合成)**を要所で。
土壌/樹体診断:EC・pH・葉分析を年2回で波形管理。📈
基本:剪定で風通し→初期密度を下げる。
モニタリング:フェロモントラップ・黄/青粘着板・病斑の面で観察。
ローテ:薬剤系統を輪番、散布間隔・前日数を遵守。
生物資材/天敵・交信攪乱・草生管理で総合抑制。📒
日焼け:葉を残す・反射シートの当て過ぎ注意。
裂果:降雨後の急吸水→水管理とCa補給。
浮皮/果点コルク:水ストレスと栄養バランスを平準化。
成熟度:糖度(Brix)・硬度・デンプン消失・地色で圃場ごとに判定。
収穫:朝どり・打痕ゼロ。柄の長さで鮮度維持。
予冷:採り熱を抜く。
りんご・梨:0〜4℃
桃・すもも:5〜8℃
かんきつ:5〜10℃(結露注意)
エチレン:感受性の強い果実は分離保管。🚚
一次選別→洗浄→乾燥→等級→計量→包装を一方向動線に。
結露ゼロで袋詰め。吸湿紙・ベント穴で汗対策。
ロット管理:採収日・区画・作業者を箱側面へ。
☐ 排水/暗渠・霜/雹ネット・電柵の点検
☐ 花粉/受粉樹配置・蜂の稼働
☐ 摘果基準と実施日
☐ 潅水・施肥ログ(EC/pH/葉分析)
☐ 病害虫モニタリングと散布ローテ
☐ 成熟度判定(糖度・硬度・地色)
☐ 予冷温度・結露の有無・ロット表示
まとめ
“光を配る(剪定)×負担を整える(摘果)×ストレスを平らに(潅水・ミネラル)×温度を制す(予冷)”。この4点で、味と歩留まりは安定します。まずは今季の摘果基準表と予冷温度表を壁に貼りましょう。🌳🤝